病院薬剤師2年目の転職で後悔しないために

薬剤師

薬剤師2年目で転職を考えている人は少なくないと思います。私は薬剤師2年目の夏に引っ越しを伴う結婚を理由に大学病院から地方の中小病院へ転職しました。転職してよかったことも悪かったこともありますが、家族との時間を大切にするという目的を持って転職をしたので後悔はしていません。

転職時に注意する点は以下の3つです

  • 見学に行く
  • 聞きづらいことは転職会社を通してでも聞く
  • 条件の優先順位を明確にしておく

これらの点を意識しながら転職活動をすることで転職後に後悔することは少なくなるでしょう。

経験談と合わせて紹介します。

転職時に注意する点

見学に行く

見学に行くようにしましょう。現場で働いているスタッフに質問することも大切ですし、スタッフ同士の関係性や他部署との距離感、職場の環境など見学すると分かることがあります。見学をさせてもらえるようであれば見学をしましょう。

給与など言いづらいことも聞いておく

給与や休み、福利厚生は大切にしたいところですが直接は聞きづらい場合もあります。転職サイトを利用した転職では疑問点を転職コンサルタントを通して聞くことができます。転職後に後悔しないように少し聞きづらいと思うことも聞いておきましょう。

優先順位を明確にしておく

全てが自分の希望と合致する職場を見つけるのは困難だと思います。何かしらの条件は妥協して決めることになりますが、自分の中で条件の優先順位を決めておきましょう。優先順位がなかなか決められない人は転職する理由から考えると分かりやすいです。以下に例を挙げておきます。

  • 残業が多すぎて困っている → 残業の少ない職場、業務負担の少ない職場を優先
  • 家族との時間を大切にしたい → 休みの日数が多い職場を優先
  • 今の給料では満足していない → 給料が良い、当直代などの手当が良い職場を優先
  • スキルアップしたい → 研修制度が充実した職場、資格取得に協力的な職場を優先

優先順位を決めておくと病院見学のときに確認しておきたいことも決まってきます。これだけは譲れないという条件を決めておくと転職後に後悔することは少なくなるでしょう。

転職してよかったこと

家族との時間を取ることができた

当直がなく、残業が少ない、自宅から通いやすい職場を優先して選びました。夫は夜勤ありで帰宅時間の遅い仕事をしていました。そのため、私の仕事が忙しいと家族で過ごす時間が少なくなってしまうと思い、家に長くいられる仕事を選びました。

定時で帰宅してからの時間を家事に使うことができて心のゆとりが生まれました。仕事でのストレスが少なく、家でも穏やかに過ごすことができた点は私にとってとてもよかったと思っています。

中小病院の経験ができた

マニュアルが細かく決められている大学病院よりも柔軟な対応を求められることが多く、柔軟な対応ができるようになりました。小さい規模の病院では自分の意見が反映されやすいところも楽しく、やりがいを感じました。

転職して後悔したこと

月の手取りが減った

転職時に聞いていたため給料が下がるのは覚悟していましたが、大学病院にいた時と比較して当直や残業がない分給与がかなり減りました。また、資格手当や職務手当を除いた基本給が低かったため、基本給で計算されるボーナスもかなり減ってしまいました。

最終的にもらえる給料だけでなく、基本給やボーナスなども確認しておくようにしましょう。

スキルアップしづらい環境になった

大学病院時代は勉強に必要な本が薬剤部にたくさん置いてあり、経験年数に応じた研修も豊富に行われていました。それぞれの専門分野に特化した先輩もいて、困ったことはすぐに聞けました。本人にやる気さえあれば飛躍的にスキルアップできる環境だったと思います。転職後の中小病院でも勉強する機会はありましたが、大学病院と比較すると減ってしまいました。

転職してスキルアップを目指す人は研修制度が充実している職場や、資格取得の支援がある職場を選ぶと良いでしょう。

まとめ

後悔のない転職をするためには条件の優先順位を決めて、職場を見学することが大切です。転職サイトなど利用できるサービスは活用して後悔のない転職をしましょう!

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